今年で40歳を迎えるお客様よりアニバーサリーモデルの依頼を受けました。

Lambretta Cometa 75がベース車両です、内容的にはかなり多岐に渡るカスタムプラン・・・「この車両にここまで手間とお金をかけるのって・・・」

とは正直思いましたが、ひとそれぞれ思いは違います、受けたからには理想の車両をお創り致します。
正直、もう少し綺麗なベース車両のほうがヨカッタッス(笑)

   
         
         
   



 

オーナーから出されたお題は

・外から見える部分はランブレッタのパーツをなるべく使う

・ノーマルのフォルムを崩さない

と、大雑把に2点だけ。

そして最初に出た指令が 「フロントブレーキのディスク化」 でした。

色々と検討した結果、上半分をベガ用、下半分をGP用に改造し、GP用のアウトボード・ディスクを合せる事に決定です。下の写真が仮組みしたものですがインボード・ディスクよりも、通常のハブを使ったアウトボードよりもベガの全体の雰囲気にマッチしてると思います。

フォークは両のパーツを加工して、センター部分に鉄芯を圧入、最後に溶接し、切削して形を整えました。

もう後戻りは出来ません・・・

   
   
 









ディスクブレーキの件はOKを頂き、次の指令が出ました。

「電装は12V・CDIにならないだろうか?」

やる機会はありませんでしたが、やり方は承知しております・・・

まずはフライホイールの製作から始めます、今回のエンジンは J125(4M)のパーツをベースに製作するため、AFのフライホイールに J125のボスを組み込みます。

隠し持っていたAFのオリジナル軽量フライホイールを使用します(現行のインド製のものは精度が悪いですね・・・)、これに Jのボスを合わせネジ止め、溶接で仕上げます。

後は形状を合せるのと、軽量化のために外注作業にて切削・バランス取りを行います。

バックプレートは全分解し、CDI用の一次コイル・ピックアップコイルとインド製の Jモデル (Sunny) のライティングコイルを組み込みます。

すべて手作業故、非常に時間がかかりました(泣)

イグニッションテストも良好でした!

 


   
   



     
     

最初にお断りです。

エンジン周りの画像を殆ど撮影していませんでした・・・

出し惜しみではありませんので・・・・・

内容的には、J125(4M)のパーツをごっそり移植、他の変更点はシリンダー加工、コンロッドとピストンは国産のものを加工・流用してあります。

マニフォールドはランブレッタ用のものを流用し、28mm程度のキャブレターでスタートしてみようと思います。

肝はチャンバーになります、スクータリング誌等でよく見かけたベガのマフラーを製作した業者さんにコンタクトを取りましたが、ことごとく断られ駄目もとで「僕の好きなオジサン」に製作依頼・・・・・

快諾して頂きました(笑)流石はミスター・オールドタイマー!!!

色々な画像をプリントアウトし、想像で(笑)スペックシートを作成し、打ち合わせを重ねて遂に完成。

感想は「スクータリングで見たことあるやつより・・・・・・・はるかにゴツイ(爆)」

フレーム等はブラスト作業のため別保管なので他のフレームに乗っけて様子を見る。

「火傷しますけど・・・・・?」

すぐさまオーナー様に相談、実際に跨って頂きマフラーガード等の提案をしたのですが一喝されました

「外観を損なうから、そういうのはいらない!これに乗るときは僕が細身のズボンをはきます」

男らしいって表現したら良いんですか?そういうの??

このあとメッキ屋さんに旅立ちました。

   
   
 






まだ画像が残ってました(笑)

ガソリンタンクはノーマルですが、ガソリンコックはもっと流量を増やしたいのでドカッティーの旧いシングル用のものに交換、間に入るオスネジは一般的なランブレッタ用を溶接・ロウ付けで仕上げました。

コックとボディーの干渉を避けるため角度も変更し、ノーマルコックと同じガソリン残量でリザーブに切り替わるようコック内部も慎重に加工しました。

まぁ、そんなに記事にするような内容でもない様な・・・






 
   
   
ペイントはアローズ・ペイントフォートのよっぺーちゃん。
かなりキテマス、疲れが・・・(笑)
お酒を一滴も飲まなくてもお互いに酔っ払いトーク出来る大事な友達です!
   
   

ハンドル周りに後付けのスロットル・ブレーキが禁止されていたのですが、問題発生です・・・

キャブレターの大径化に伴いノーマルのスロットルの巻き取り量ではスロットルバルブ

が3/4程度しか開きません。

気持ちも予算もいっぱいいっぱいですが、新たなパーツの投入を検討・・・

ハーレー等のカスタムで見かける「インナースロットルキット」に変更し、外見を変えずハイスロットル化する方向で合意しました。

ハンドルのパイプ部分が短いため、ハンドル側もパーツ側もかなり削り込み、長さを揃えて圧入します。

軽く溶接をしたら、裏側の見えない部分からスロットルワイヤーをバーに通します。

インナーワイヤーの接続を終えたら、溶接箇所を整え、通常通りレバーホルダー・ライトスイッチを組み込みます。

各部の動きも良好です。

ノーマルのスロットルが開度約120度でキャブ側は3/4程度開いていたのに対し、変更後はスロットル開度120度ほどでキャブ側は全開。

ハイスロットル化に成功しました。

   
   
シェイクダウンに向け、戦いはまだまだ続きます!乞うご期待!
   
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